手づかみ食べ
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赤ちゃんは離乳食が進んでいくと、手づかみで食べたがります。
それまでは食べ物を噛んで嚥下する(飲み込む)練習の時期で、次に手と口の協調運動の練習の時期に入るのです。初めは食べ物をつかんでむやみに押し込むだけですが、だんだん1回に口に入れる量を調節していき、上手になっていきます。この時期の手と口の動きの協調が、スプーンなどの食具を使う動きの基礎になるのです。
ともするとスプーンや箸などの食具を早くから使わせることが、発達を促すと思いがちですが、上手においしく食事ができるようになるには、手づかみ食べの時期を十分にとることが大切です。
(昭和大学歯学部 向井美恵)
手づかみ食べで食べられると、顔も服もテーブルも汚れ放題で、おかあさんは大変ですが、一時のことですので長い目で見てやってください。
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